2015年4月23日木曜日

煙突は “室内” 立ち上げも、 “室外” 立上げも可能です。

ペレットストーブは木質ペレットを燃やすので、必ず煙突を通して室外に排気します。
そのとき、二つの方法から選択いただきます。

一つは “室内” で煙突を立ち上げる方法。




最低でも2mの煙突を立ち上げます。
吹き抜けに設置する場合は、3m以上の煙突を立ち上げることもあります。
このときの利点は、煙突の熱まで室内に取り入れることができること。




尚、室外への排気はこんな感じ。軒がある場合とない場合で長さが違います。

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もう一つは “室外” で煙突を立ち上げる方法。


室外であっても、必ず2mは煙突を立ち上げます。
これは室内で立ち上げる場合も同様に、次の3点の「安全面」の理由からです。
  • 煙突から風の吹き込みを避けるため(特に風の強い方面への煙突の設置の場合には、風除用の排気キャップを採用します)。
  • 煙突に上昇気流をつくり、排気ファン停止時にも排気を維持するため。
  • 灰溜まりをつくり、火の粉や灰の排出を抑えるため。


室内は煙突がない分、非常にスッキリします。

煙突の熱を取り入れるかどうか、
設置場所の壁や軒の構造、
見た目の雰囲気、
などなど、お選びいただけます。


笹本貴之 / 笹本環境オフィス株式会社 代表取締役